文化と社会を支える重要インフラ 遍路宿

歩き遍路を始めて11年。四国、伊豆、篠栗、壱岐、宮野浦、有田、国東、串木野、長崎、天草、江戸御府内、小豆島、スペインの巡礼路で、本当に様々なお宿にお世話になりました。

お遍路さんの道中は、食べて歩いて（移動して）寝て、の毎日です。その中で、最も重要な役割を果たすのが、遍路宿です。遍路文化は、遍路宿なくしては成り立ちません。

スペインの巡礼路は、年間約４０万人が長期間にわたって歩いています。平均３０日間とすると、のべ１２００万泊していることになります。この数字は、四国全体の観光宿泊数と同レベルです。四国遍路にスペイン巡礼と同規模の巡礼者が訪れるとすれば、観光需要の倍増による経済の活性化と地域の持続可能性向上の基盤となります。

そのためには、受け入れ態勢の整備の重要な要素である、遍路宿を充実することが必須となります。

遍路文化の継承と遍路宿の存続へ向けてお役立ちすることは、遍路の道中でお世話になった皆さまへの恩返しでもあり、また地域社会の持続可能性を高める重要なミッションと感じています。

顧客（巡礼者）と経営（遍路宿）の双方の視点・知識・経験を生かし、既存の遍路宿の経営改善、多言語対応、遍路宿事業への新規参入、遍路宿の創業など、遍路宿の経営全般に関するご相談を承ります。

※遍路道・巡礼路周辺でお遍路さんをお世話されるお宿の事業者様であれば、宿の形態は問いません。

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