未来の逆境への備え

人と組織の

レジリエンス向上

心の耐震化

できていますか? 

レジリエンスは、環境変化の激しい現代における「心の耐震化」とも呼ばれ、身につけておくことの重要性が指摘されています。日本語では「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」「再起力」といったところですが、逆境を乗り越える力として、個人、組織、地域コミュニティや国家単位でも、サスティナビリティ(持続可能性)を担保する重要な要素として、その力が注目されています。

弊社では、レジリエンス向上のためのオリジナルプログラムとして、歩き遍路体験ワークショップ(ウォークショップ)を開催・展開しています。

一般的な研修会社の、机上や室内での座学や演習では、「レジリエンスとは」的な知識や、様々な方法論の理屈を学ぶことはできるのですが、なんとなく分かったような気持ちになっておしまい、というようなものが多いのに対して、本ワークショップでは、参加者は身をもってリアルな体験をし、様々な思考を巡らし、本来の自分を発見していく中で、自然と自己効力感を得て、レジリエンスを強化していくことができます。「知っている、わかる」レベルを超越し、「身に付いている、実践できる」レベルへとレジリエンスを向上させて行きましょう。

レジリエンス向上に

歩き遍路が効果的な理由

アメリカ心理学会会長であったマーティン・E・P・セリグマン博士が創設した「ポジティブ心理学」の研究の中で以下の6つの要素がレジリエンスを高める力として、挙げられています。


 ①自己認識 自己の思考、感情、行動、生理的反応に注意を払い自覚する能力


 ②セルフコントロール 自分の思考や感情を制御し、環境や状況に応じて適応させられる力


 ③現実的楽観性 ポジティブなことに気づき、期待し、コントロールできるものに集中、目的を持った行動が起こせる能力


 ④精神的柔軟性 状況に応じてフレキシブルに考え、思考できる性質


 ⑤性格の強み 強みを活用して自分の真の能力を最大限に発揮、困難に打ち勝ち、自分の価値観に合った人生を創造する能力


 ⑥人とのつながり 信頼関係を構築し、維持していく力



そして、これらの力を育む「レジリエンスを築く10の方法」が提唱されています。



①大切な人とのつながりを育む

自分のことを気にかけてくれ、話に耳を傾けてくれる友人や家族など大切な人と良い関係を築く。気にかけてくれる人からサポートの申し出があったら、受け入れる。


②必ず乗り越えられるものだと知る

起こった事実は変えられないが、それをどう解釈するか、それにどう反応するかは変えられる。


③変化は人生の一部だと受け入れる

自分の力では変えられないことはある。まずはそれを受け入れ、自分が「変えられること」に意識を向ける。


④自身の大切な目標に向かって、少しずつでも歩み続ける

自分自身が行きたい方向へ向かうために、今自分ができることは何だろうかと現実的な目標を設定する。少しでもいいので前に進んでいると感じられるようなことをする。


⑤自分で決めて、自分で行動を起こす

問題から目を背けたり、ストレスの元が過ぎ去るのをじっと願ったりするのではなく、苦手な状況にも断固として立ち向かってみる。


⑥自己発見の機会を探す

苦しんだりもがいたりしたことで得た何か、自分の成長したポイントを探し、きちんと知ってあげる。


⑦ポジティブな自己肯定感を育てる

直感を信じ、自分の問題解決力に自信を持つ。


⑧ものごとを大局的にみる

つらい状況でもその状況をもっと広い視野で、長い目でものごとを考える。


⑨楽観志向でいる

自分が恐れていることを心配ばかりするのではなく、自分の望む良いことを思い描く。「こうなったらどうしよう」より「こうなったらいいな」を思い描く。


⑩自分のことを大切にする

心と体をケアし、自分のニーズや感情をみつめる。心の声に耳を傾ける。


※出典:レジリエンスとは?意味・高い人の特徴や築く10の方法を解説(SMBCビジネスクラブ)


自ら行動を起こし

大切な人々との繋がりや出会いに

励まされ、感謝しつつ

自身が決めた目的地を目指す。

その過程で、本来の自分をみつめ

気づき、それを大切にし

変化を受け入れ、困難を乗り越えていく。

自分の望みが叶うことを思い描き

自己効力感を得て

長い道のりを一歩一歩、歩み続ける。



認知行動療法と内観法

フォーカシングやコーチングなどのエッセンスを内包し

これらすべてを体現できる体験

それが「歩き遍路」です。

組織のレジリエンス強化

Henroウォークショップ

 

歩き遍路を通して得られるものには、心身の健康、リフレッシュ、癒し、など様々なものがありますが、長時間歩く中で様々なつながりを得られるのも大きな特徴です。


一人で歩いても同行二人でお大師様がついてくれています。また、家族や友人同士、職場の仲間、日本中や世界中から遍路道に来た巡礼者などとの交流や対話、道中での地域の方々とのふれあい、大自然や動植物との出会い、お寺や史跡などで触れる文化・歴史、地域の産業・産品の発見など、様々なヒト・モノ・コトと出会い、つながりを得ることのできる旅、それが歩き遍路です。


特に、人とのつながりはレジリエンスを向上させます。遍路という舞台装置のつなぐ力を借り、経営のパートナーやプロジェクトメンバー間、職場やチームの仲間同士、社員と地域などとのパートナーシップを強化し、未来へ向け、ともに力強く歩んで行きましょう。

パートナーシップ強化

(二人)

共通の目標へ向けて

つながりの強化

経営者・後継者

社内外パートナー等

イノベーション創発

(三名以上)

つながり強化・革新・改革のアイデア結合

経営幹部

企画・開発部門チーム等

チームビルディング

(三名以上)

つながり・協力の強化

信頼関係醸成

職場単位

部門横断チーム等

SDGs地域課題探索

(全社・職場単位など)

地域課題の発見

地域と自社とのつながり探索

全社員、職場単位

部門横断チーム等

Henroウォークショップ世話人

さとあいマネジメントサポート88

代表 岩間隆資

歩き遍路歴11年。これまで、四国八十八ヶ所を2周、そのほか伊豆、篠栗、壱岐、宮野浦、有田、国東、串木野、長崎、天草、江戸御府内、小豆島など日本各地の巡礼路を巡り、2023年にはスペイン巡礼路フランス人の道800kmを踏破しました。

歩くことで、その地域の様々な人・自然・文化・産業に直に触れ、様々な気づきや発想を得て仕事のアイデアやマネジメントに生かし、また、心身のコンディションも整っていくという経験をしたことは、自身にとって大きな財産となっています。

歩き遍路ウォークショップでは、豊富な巡礼経験・知識に加え、心理学・カウンセリング・コーチング・メンタリングの知識とスキル、企業での人材育成・チームマネジメントの経験と知見、中小企業診断士としての経営に関する知識・研修経験、これらすべてを結集し、しなやかで強い人と組織づくりを同行二人でサポートします。